原因と治療 - 【藤城式高血圧改善法】

「じゃあ一体どうすればいいんですか!?」
安心してください。
実は、高血圧を改善する為にあなた自身で、できることはたくさんあるのです。
まず一番最初にあなたが取り組まなければならないのは、食事や生活習慣を正しく改善していくことです。
それだけで高血圧はかなりの確率で改善していきます。
「本当に食事だけで高血圧が治るのかな・・・」
と思われるかもしれませんが、あなたが高血圧になってしまった原因も食事・生活習慣です。間違った食習慣で高血圧になってしまったのですから、それを治すには食習慣を正しく変えればよいのです。
「でも食事指導なら病院でしてもらってるよ。」
確かに病院で食事指導をされている方もいらっしゃると思います。ですが、私がこれまで高血圧患者を救ってきた食事法は、あなたがこれまでに指導された食事療法とは全く違います。
まずはその常識を捨てていただくことから始まります。

「塩分の取りすぎ」「高血圧家系なので遺伝が原因」
もしあなたがこんな風に思っているのであれば、大きな勘違いをしています。
実は、塩分を取ると必ず血圧が上がるという科学的根拠はありません。
「そんなバカな!塩分を取れば血圧は上がるでしょう!?」
と思われるかもしれませんが、ほとんどの日本人は、塩分を取っても血圧は上がらないのです。
食塩と高血圧は無関係?
日本では長い間「過剰な塩分摂取が高血圧の原因」だと考えられてきました。
しかし、日本の研究機関在籍者では初めてとなる『米国心臓協会Corcoran 賞』を受賞した東京大学医学部の藤田敏郎教授の研究(1995年)によると、 人間には2種類のタイプがあるとわかったのです。それは、
1.食塩を取ると血圧が上がる人=「食塩感受性」
2.食塩を取っても血圧が上がらない人=「食塩非感受性」
「食塩感受性」の人は、これまでの常識通り、塩分を取れば血圧が上がってしまいます。しかし「食塩非感受性」の人はなんと、塩分と血圧に相関関係はないのです。
つまり、いくら塩分を取っても血圧が上がらないのです。
ではその「食塩非感受性」の人はいったい日本にどれぐらいいるのでしょうか?
下記は、藤田教授の研究で明らかになった、日本人における「食塩感受性」の割合です。

なんと、塩分を取って血圧が上がる人は20%で、残りの50%〜80%の人は、いくら塩分を摂っても血圧は上がらないのです。
いかがでしょうか。
あなたも、今まで「塩分さえ控えれば血圧は下がる」と思いこんでいませんでしたか?
しかしそれは間違いであるということがわかったのです。
このことは最近の医学界では常識となりつつあり、多くの学者が「塩分と血圧は無関係である」と声を上げています。
先日NHKで放映された「ためしてガッテン」というテレビ番組でも、この「食塩感受性」が取り上げられ、非常に大きな反響を得ました。
「でも、医者には塩分を控えろと指導されてるけど?」
確かに病院では今でも「高血圧の人は塩分を控えましょう」と当然のように指導しています。
それは一体、どうしてでしょうか?
本当に食塩と血圧が関係ないのであれば、なぜあんなに減塩、減塩と指導するのでしょう。
実は、その答えは厚生労働省のホームページにはっきり記載されているのです。
今のところ、日常的に簡単に食塩感受性を測る方法はないので、だれでも食塩を減らしたほうがいいとされている。
(厚生労働省ホームページ「生活習慣病を知ろう・高血圧」より引用)
これがどういうことかわかりますか?
つまり、「誰が食塩感受性(=塩分で血圧が上がる人)なのか調べる方法がないから、とりあえず全員に『減塩しろ』と指導しておこう」と言っているのです!
こんないい加減な食事指導があって良いのでしょうか?
先ほども見たように、食塩感受性の人は全体で20%しかいないのです。その20%にしか効果がないことを「とりあえず」100%の人に指導しているのです。
私の治療院へは毎日のように、
「薄味で美味しくない減塩食で頑張ってるのに、高血圧が治らない」「大好きな梅干しや漬物、味噌汁を控えてるのに、なかなか血圧が下がらない」
と悩んでいる方達が訪れます。
しかし高血圧が改善しないのは当然と言えば当然で、そもそもほとんどの日本人は、減塩しても血圧は下がらないのです。
このような、いい加減な食事療法が常識として広まっているから、いつまでたっても高血圧の患者数が減らないのです。
これまでの間違った常識を
全て捨ててください。
私はこういった高血圧治療の「常識」を全て疑い、どのような食事を行えば血圧を改善できるのかを考えて30年間研究してきました。
すると、これまで病院で指導されてきたことが、どれだけ間違っていて高血圧治療に役に立っていないかが、はっきりわかってきました。
先ほどお伝えした「減塩指導」もその一つです。塩分を減らすだけで本当に血圧が改善していくのか、多くの患者の協力を得て実践を重ね、検証していったのです。
もちろん私も、塩分の過剰摂取は体に悪影響を与えると考えています。しかし「減塩さえすれば良い」という根拠のない療法では、高血圧が治ることはないとわかってきたのです。
むしろ塩分を減らすことにこだわるより、高血圧改善のポイントは他にあることがわかってきました。
このように、常識や間違いを一つ一つ排除し、血圧改善に効果のあるものだけを積み重ね、30年という年月をかけて完成したのがこの方法なのです。
まさに日本の高血圧患者のために作られた食事療法だと言えると思います。
「でも本当に効果があるの?」
ご安心ください。
実は、数百人の高血圧患者に協力していただき、実際にこの方法が効果があるのか試してもらったのです。
その結果は、驚くべきものでした。

このように、参加した方の血圧が劇的に改善してしまったのです。しかも、その他の血液データも同時にことごとく改善してしまったのです。
あなたも、この方法で高血圧を改善してみませんか?
この食事療法を行えば、あなたも今から2ヵ月後には血圧を改善し、健康な体を手に入れているはずです!
ただし、あなたがこの高血圧改善法を実践するに当たって、最後に一点だけご注意があります。
それは、こんなに簡単に血圧が改善する方法を、病院や医者は決してあなたに教えてくれないということです。
なぜならば、病院と製薬会社の利益が激減し、経営できなくなるからです・・

